4日午後2時40分ごろ、埼玉県熊谷市成沢の市道交差点で、横断歩道を渡っていた小学生の列に軽ワゴン車が突っ込み、小学１年の女児をはねた。女児は頭部にけがをし、意識不明の状態で病院に搬送された。
県警熊谷署は、車を運転していた同市石原、無職青木秀夫容疑者（84）を自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致傷）の疑いで現行犯逮捕した。「直前で赤信号と子どもに気づいて、危ないと思ったが避けきれなかった」と供述しているという。
署によると、女児は6～7人の児童とともに放課後児童クラブ（学童）に向かう途中だった。横断歩道を集団で渡っていた際、交差点を直進してきた車にはねられた。当時、歩行者側が青信号だったとみられるという。ほかにけが人はいなかった。
現場は熊谷市立江南北小学校のそばにある丁字路交差点で、JR熊谷駅から西に約5キロの地点。
現場にいた小学生によると、けがをした女児は列の後ろから2番目にいたという。（山田みう、浅田朋範、宮島昌英）
